voicy「聴きながら学ぶ住みたい街の秘密」(都市計画家 / 山﨑満広)をご紹介させていただきます。
現在公開済みの音源は39放送、総再生回数は1.1万回を超えました。
その中で今回ご紹介させていただく放送は「まちについて思うこと」
放送の内容を抜粋して文字起こししたものを全2回でお届けさせていただきます。
前回に続き、今回は後編です。
ぜひ、音源でもご視聴ください。
都市の作りすぎによって、地球に負荷がかかっている
人間っていうのはもう何万年も生きてきてですね、今までたくさんのまちを世界中に作ってきましたよね。調べてみたら、2020年の現時点で約1万の都市があるそうです。
定義はちょっと分からないですけど、たくさん都市があるわけですよ。日本にも1700〜1800市町村あります。都市をずっと経済の成長のための道具として、効率よく作ってきたのが今の現状です。どこの都市が良い、悪いは抜きにしても、まちがたくさんあるということは確かで。
日本なんかね、人口が減ってますから、これ以上新しいまちはいらない。逆にまちを減らしていかなきゃいけない、みたいな時代になってますから。
そのまちっていうのは、本当に人の都合でできたわけです。言ってみれば、人間中心のデザインでできたまちが、日本には1800ぐらいある。世界中に1万以上あるということで、それがだんだんだんだんまちの拡張に、その母体である地球がついてこれなくなっちゃったというのが現状だと思うんですよ。
皆さんよく聞く地球の気候変動ですとか、温暖化、それに伴う自然災害っていうのが本当に頻繁に起こりますよね。
だから、日本でも津波が来たり、地震が起きたり色々してます。海外でも山火事が止まらなくて、何10万エーカーと燃えたりするわけですよね。
地球主義を大切にしたい
これからはそれに伴い、反省も踏まえて、「地球主義にならなきゃいけない」と僕は思います。
だから、サステナブル都市計画家なんて言って、いろんなところでこういったお話をさせていただいています。
地球主義ってなんやねんって思うんだけど、地球に住んでいる以上、地球主義であって、その後ですよ。お金とか便宜とか、コンビニとか、その後でいいと思う。
本当に地球のためにやらなきゃいけないことが、これからどんどんどんどん出てきて、それが経済の根幹になる。そう僕は思っています。そう信じて活動をしています。
なぜかというと、地球に住めなくなったらもうほかの星行かなきゃいけなくなるわけですよね、いつかは。そんなに僕長生きしないでしょうから、僕が例えば火星に住むとかはないと思うんですけど、ほかの星に行って地球みたいにこんなに自然に豊かで美しい場所って無いんですよね。
しかも他の星に住めるかどうかまだまだ現実的にはなってませんので、時間が掛かりますからね。そうすると、ここの地球で踏ん張っていかなきゃいけないわけですよ。
ローカルになろう!
なので、地球主義の生活、地球のためになるようなこと何かしら?というと、まずはローカルにならなきゃいけない。自分の地元で買えるものは、なるべく地元で買いましょう。
なぜかというと、遠くのものを買うとですね。今コンビニとか楽天とかめちゃくちゃ便利なのでネットでほいほい買っちゃいますけど、僕も本なんか特にそうですけどね。とにかくその移動にガソリンを使っています。
ガソリンの車が動くと、二酸化炭素がバンバン出てオゾン層破壊して、また気候変動に達しますから、とにかくそういうのは良くない。あとは電力の出所を調べて、なるべく自然エネルギーを買いましょう、と。
普通にどこどこ電力という大企業から買っていると、僕のところは東京電力になりますけど、だいたい火力発電使っているわけですよ。
火力発電なんてどう頑張ったって二酸化炭素を生むようなことしかしてない。しかもその火力の元になる石炭も遠くから掘られてきて。それもまた二酸化炭素が増える行動によって、日本まで来ているわけですよ。なので、そこも見直さなきゃいけない。
あとは、ゴミを減らしたりとか、リサイクルしたりね。使えるものはまた再利用したり、それから車に乗らないでなるべく公共交通を使ったり、自転車乗ったり、みたいなことが地球にやさしい取り組みになります。
そういったことをぜひぜひやりながら、自分のまち、まちの将来を描けたら、もうちょっと素敵なまちが増えるんじゃないかな。そして、みんなの生活が豊かになるんじゃないかなと思います。
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