voicy「聴きながら学ぶ住みたい街の秘密」(都市計画家 / 山﨑満広)をご紹介させていただきます。
現在公開済みの音源は39放送、総再生回数は1.1万回を超えました。
その中で今回ご紹介させていただく放送は「歩きたくなる街とは」
放送の内容を抜粋して文字起こししたものを全2回でお届けさせていただきます。
今回は前編です。
音源内では山﨑のおすすめのお店のご紹介もあります。
ぜひ、音源でもお聞きください。
アメリカから日本に帰ってきて感じた差異
昨夜ですね、「Voicy聞きましたよ」と友達から連絡頂いたんですね。すごくうれしかったんですよ。
「他にどんなトピックを話したらいいかな?」なんてチャットで聞いてみたらですね。その人から、アメリカで僕は長く住んで働いて24年も住んでいたもので、「一昨年日本に帰ってきて、“日本とか、日本の生活をどういう風に感じているか”という話をしたらどうか」という意見をいただいたので、それについてちょっと話そうかなと思います。
20歳の時から45歳になるまでずっとアメリカにいて、一昨年帰ってきたんですけど、はじめいろいろ戸惑うこともありました。完全にがっつりアメリカで生活を24年間してきたか、というとそうでもなくて。特に最後の10年ぐらいは、アメリカ⇄日本、テキサス⇄日本、オレゴン⇄日本など、行ったり来たりする仕事が多かったので、割とその生活様式、特にビジネスマナーとかは困らなかったんですよね。
学校や住民票、銀行口座など手続きで戸惑った
でも、家族と一緒に引っ越してきて。行った時は単身20歳の独身の男の子って感じで行ったんですけど、帰ってくるときは子供二人で奥さんもいて、子供も当時八歳と四歳とか、八歳と五歳かなぁって感じで。いろいろ戸惑うことがあったっていうのは、本当に学校のこととか、日本に定住するにあたって必要な物。
例えば、住民票を作るとかね。銀行口座を持つとか、それを作るプロセスが全く違ったりして、その辺はちょっと戸惑いました。 一回それを乗り越えてね、会社もできてしまったら、そんなに困ることはないかなと思います。
日本は、文化然り、全体的に素晴らしい
どう感じているかというと、やはり日本の生活というか文化はすごく全体的に見ても素晴らしいと思うんですね。
それをポジティブにいつも思っていて、やはり安全だし、食べ物美味しいし、どこに行ってもそんなに汚いとか危ないとかということはないので、それは素晴らしいと心の底から思っています。
アメリカと比べて、日本は窮屈・不自由
アメリカに比べると、なんでしょうね、窮屈。なんかこう「自由がないな」とか「社会的なプレッシャーで好きなことできないな」みたいなのは多々感じます。
例えばね、一人間の人生において、なんか“一回失敗したらもうおしまい”みたいな雰囲気もあって。受験文化とかね。“エリート主義者”みたいなところが、日本にはあると思うんですよ。
僕は高校にぎりぎりバレーボールの推薦で入って。大学は工業高校に行っていたので行けなかった。その時点で、なんか“人生半分アウト”みたいな気分になってたところもあって。
それで、アメリカ行ってね、なんとか頑張って。好きなことやれるようになりました。大学にも行って、 大学院にも行って、就職も何回も転職させてもらって。どんどん上に行くっていう感じがあるんですよね。
“頑張ったら頑張った分だけ割と成功できる”のが、アメリカのいいところだと思うんです。日本の場合は、それが努力だけではなく、やはり“向き不向きプラス社会的な地位みたいなもので、できる・できないことがたくさんある”のかな、なんて思ったりもしますね。
コロナでも、やはり日本は凄い国だと感じる
日本にこうして24年越しに帰って来て住んで「すげぇな」と思うのは、自然もまだ豊かな場所もたくさんあるし、経済的にも裕福な国で。なおかつコロナにおいてはね、優等生扱いをされてますから。国内のメディアが何と言おうと、これだけ死者0ではないにしろ、数千人いても死者がそんなに出なかった。感染者もだんだん今落ち着いてきてますからね。
そういった意味ではすごい国だなと相変わらず思ってます。この辺についても後から深掘りをしたいと思うので、また後でお話しできればと思います。
次回、本題の”歩きたくなる街”について紐解いていきます。
後編「【Voicy/聴きながら学ぶ住みたい街の秘密】「歩きたくなる街とは」(2/2)」をお楽しみに。
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